春・夏・秋・冬それぞれの季節に、旬の食材や味覚を楽しめるタルトをお届けします。
 
春の暖かい日差しを心地良く感じる今の季節にぴったりな、甘酸っぱいフルーツとリッチで濃厚なクリームのソレイユと、旬のアプリコットをふんだんに使用したタルト オ アブリコの2種類のタルトをご用意しました。
 
ーソレイユ（フランボワーズとカスタードのタルト）ー
フランス語で太陽を意味するソレイユ、太陽のように明るくエネルギーに満ち溢れたイメージをお菓子にしました。
滑らかでリッチなカスタードクリームの中に甘酸っぱいフランボワーズのコンフィチュールを詰めました。
タルト生地よりもやや軽い食感のブリゼ生地で焼き上げることで、クリームとコンフィチュールと生地のすべてがまとまり、口の中で繊細な味わいになります。
仕上げにクリームの表面を炙り、アーモンドスライスをトッピングしました。
 
ータルト オ アブリコ（アプリコットタルト）ー
パティシエの思い出の味を表現しました。
お菓子作りを始めて間もない頃に、フランスの田舎のパン屋さんで食べたアプリコットタルトに衝撃を受けました。見た目は素朴なのに、アプリコットは甘酸っぱくて、バターの香りやアーモンドの味わいにもしっかりと主張がありおいしかったです。
私もこんな風に気持ちがワクワクするお菓子を作りたいと思いました。
アルルのアプリコットタルトは、アプリコットを贅沢にのせ、ラム酒をきかせたアーモンドクリームと焼き上げました。
焦げ目がつくまで焼くことで、タルト生地の香ばしさを引き出し、甘酸っぱいアプリコットがトロッと口の中に広がります。
飾りのローストピスタチオとアプリコットの色が春らしく爽やかです。