ボンジュール!
クラシカルなフランス菓子店『パティスリーアルル』です。
私がパティシエになって20年が経ちますが、今ほどSDGsやフードロスが叫ばれていなかった当時は、売れ残ってしまったケーキは食べるか捨てるかだと言われ、捨てることに抵抗があった私は食べられるだけ食べ、それでも残ってしまう分は捨てていました。
自分で作って自分で捨てるということが続くと、もったいないですし悲しくもなってきます。
なにかいい対策はないかと考えていましたが、雇われている身では状況を大きく変えることは難しく歯がゆい思いをしていました。
今回、自分でお店を運営することになり真っ先に考えたのは、『フードロスと真剣に向き合い、無駄を出さないよう工夫してスイーツを作り、受注生産にする。』ということでした。
食材や作り方にこだわるように、『受注生産』もアルルのこだわりのひとつとして大切にしていきたいと思います。
受注生産にはフードロス以外にも、作りたてのおいしい状態で商品をお客様に届けられることや、多くの食材や在庫を持たないので鮮度の良いものを使い切りでご提供できるといったメリットがあります。
アルルはこれからも日々、SDGsと向き合い、できることを考え行動していきたいと思います。