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アルルこだわりの塩【フルールドセル】の歴史と成分

ボンジュール!

クラシカルなフランス菓子店『パティスリーアルル』です。


前回『甘いお菓子が体にいい!?』で、アルルで使用しているこだわりの塩【ゲランドのフルールドセル】を紹介させていただきましたが、今回はそのフルールドセルの歴史や成分などを詳しくご案内させていただきます。



フランス・ブルターニュ半島のゲランドで、千年以上の歴史を持つ塩田を使った古式製法によって作られた塩がフルールドセルです。

フルールドセルは太陽や風の自然の力を利用して結晶化します。温度・湿度・乾燥といった条件のそろった時のみに結晶化する為、わずかな量しか取れない希少なものです。

水面に自然結晶した、白く浮く塩の結晶を沈む前にすくい取り、水深数センチの塩田の底をえぐらない様に職人(パルディエ)が熟練した技術で収穫しています。まるで水面に浮く花びらのように見えたところから『塩の花』と呼ばれてます。

塩に含まれている塩化ナトリウムは塩味を感じますが、フルールドセルはマグネシウム・カルシウム・鉄分などと豊富なミネラルが含まれている為、塩味だけでなく甘味や旨味を感じられ、更に栄養的にも優れている塩だと言えます。一般的な食塩や食卓塩(化学精製塩)はミネラル分がほぼ無い為、塩辛く感じ摂取しすぎには注意が必要です。


私はフランス菓子作りを通じてフルールドセルの良さを知りましたので、皆さんにもアルルのお菓子を通じてフルールドセルのおいしさを知っていただきたいと思っております。

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